骨付き肉を加熱すると、骨の表面の細かな穴から内部の骨髄液が染み出てくることがあります。骨髄液は赤色で加熱しても色が変わりにくく、生肉のように見えますがしっかりと加熱調理されています。安心してお召し上がりください。
ササミの筋は機械で取り除くことができないため、手作業で1本ずつ引っ張り出していますが、筋の大半は内部に食い込んでおり、全ての筋を取り除くと、形が崩れてバラバラになってしまいます。このため、一部の筋はササミの中に残った状態になりますが、残っているのは比較的やわらかい部分になります。どうぞご理解ください。
さんまは水揚げされるとうろこのほとんどが剥がれ落ちてしまいますが、残ったうろこが青いカビのように見えることがあります。品質に問題はありませんので、ご安心ください。
しらすは、海中のプランクトンを食べて成育します。アスタキサンチンという赤い色素を含むプランクトン(エビやカニと同じ甲殻類の仲間)を食べると、腹部に色素が沈着し赤色やオレンジ色に見えることがあります。品質に影響はありませんので、安心してお召し上がりください。
鮭の身の色が赤いのは、エサとして食べたプランクトンの色素(アスタキサンチン)によるものです。鮮やかな赤い身を持つ紅鮭や、色を濃くするエサを与える養殖銀鮭に比べて、秋鮭は身の色が薄く、別名「白鮭」とも呼ばれます。産卵が近づき生育環境が変わると、さらに身の色は薄くなります。品質に問題はありませんので、安心してお召し上がりください。
かにやえびなどの冷凍魚介類は、急速冷凍した直後に、氷水の中に短時間くぐらせて表面に薄い氷の膜を付けることがあります。この氷の膜は「グレーズ(氷衣)」と呼ばれるもので、冷凍庫で保管している間に水分が蒸発して乾燥したり、空気に触れて酸化したりするのを防ぐ役割があります。解凍の際はパッケージの案内を確認し、水気を切ってお召し上がりください。
ほたて貝は、プランクトンを食べて成育します。プランクトンの中には、えびやかにと同じ甲殻類の仲間で赤い色素を含んでいるものもあります。そのようなプランクトンを多く食べると貝柱に色素が沈着するため、赤く見えることがあります。身体に影響はありませんので、安心してお召し上がりください。
かれいは、生育環境の影響で、白い部分に黒い斑点が出ることがあります。魚のメラニン色素によるもので、味に影響はありませんので、安心してお召し上がりください。
黒がれいは、両目のない側は白色ですが、まれに白い部分にメラニン色素が生じることがあります。カビや病気、変異などの問題があるのではなく、人の「ほくろ」と同じように魚のメラニン色素による着色です。召し上がっても問題はありません。ご安心ください。
髪の毛のようなものは、原料のすけとうだらの卵巣を覆っている羊膜です。
明太子は、すけとうだらの卵巣を原料としており、魚体と卵巣の間には卵巣を守るための羊膜があります。そのため、卵巣の選別時に手作業で羊膜を取り除いていますが、一部が残っていたために髪の毛のように見えてしまったものと思われます。召し上がっても差し支えありませんが、食感が悪いため取り除いてお召し上がりください。
製造工程で容器に鮭フレークを入れたあと、ふたを閉め高温加熱殺菌します。この際、容器に鮭フレークを上部まで入れていますが、加熱によりフレークが縮むため、殺菌後には容器上部にどうしても多少の空間ができます。
製造工程で商品の重さを1個ずつ確認していますので、容量はどれも同じです。