組合員の皆様の日頃のご利用、ご協力に感謝申し上げます。
いばらきコープは、組合員のふだんのくらしに貢献するとともに、地域社会から信頼される生協づくりをすすめてまいりました。おかげさまで発足から54年、当時500人足らずの組合員は、現在41万人を超えました。
2025年6月11日、第38回通常総代会が執り行われ、2024年度の事業報告、2025年度の方針・予算を承認いただきました。2024年度も多くの皆さまのご利用に支えられ、経常剰余金よりポイントによる組合員還元や社会貢献等を実施することができました。
あらためて組合員の皆さまをはじめ、お取引先・関係諸団体・地域の皆さまのおかげと心より感謝申し上げます。
今年は被爆・戦後80年にあたりますが、今現在も世界では戦争・紛争が絶えず、昨年の軍事費は過去最高となりました。1951年より「平和とよりよい生活のために」をスローガンに掲げる生協として、私たち一人ひとりが現状を知り、平和について学び、考え、行動し、次世代に継承することが求められています。
また、今年は国連が定めた2回目の「国際協同組合年」です。テーマは「協同組合はよりよい世界を築く」です。先日の国会では、日本の協同組合の振興を政府に求める決議が行われました。
決議の重点一つ目は政府はICA声明で定められた協同組合の定義、価値、原則を尊重すること。
二つ目は政府は持続可能な地域社会づくりの主体として協同組合を位置づけること。
三つ目は政府は民主的に管理運営する民間非営利組織である協同組合の発展に留意することです。
いばらきコープの理念「CO・OP ともにはぐくむ くらしと未来」は、一人ひとりが手を取り合って、一つひとつのくらしの願いを実現していくことを目指しています。この理念に込められた想いを大切に、たすけあいの組織として、これからも組合員の立場に立って生協へ寄せていただいている期待や願いを受け止め、地域に寄り添いながら「ともに」の力で事業と活動をすすめ、SDGs(持続可能な開発目標)が目指す、誰ひとり取り残さない、誰もが安心してくらし続けられる社会の実現・地域づくりに貢献してまいります。
最後になりますが、いばらきコープでは、組合員や地域の皆さまへの感謝と、いばらきコープの事業・活動の取り組みを発信する場として「いばらきコープフェスタ」を12月6日(土)に笠間芸術の森公園で開催します。皆さまのご来場を心からお待ちしております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
2025年6月12日
いばらきコープ生活協同組合
代表理事理事長 木村 千秋