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薬用ハミガキ ソルテージⅢ

6月には“歯と口の健康週間”もあります。虫歯や歯周病の予防に努めましょう!

写真左からサンスター株式会社 生産統括部 高槻工場長 西村豊さん、
品質管理グループ 高槻チーム 石黒あかりさん、製造グループ 歯磨製造 充填包装グループ 竹内健太さん

再生紙100%、無漂白でやさしいブラウンカラーの芯なしトイレットペーパーです

「薬用ハミガキ ソルテージ」は、4つの作用で歯周病を防ぐ練り歯磨き。
生協向けに開発されたソルテージは2024年に発売から20周年を迎え、
リニューアルしたロングセラー商品です!

チューブ練り歯磨きの始まり

生協限定商品の「薬用ハミガキ ソルテージⅢ」をご存じですか?歯茎の炎症を抑える、歯茎の引き締め、歯周病菌の殺菌、歯茎の血行促進、これら4つの作用で歯周病を予防する練り歯磨きです。前身のソルテージⅡには、「2年くらい前からお世話になっています。友人にすすめようと思ってもう1つ買いました」、「独特の風味もクセになります」など、組合員の皆さんから愛用の声が届いています。

初代ソルテージの発売は2004年。2007年に一度目のリニューアルを経て、2024年4月に抗炎症作用とすっきり感を強化したソルテージⅢが誕生しました。
製造の話を聞くために、大阪府高槻市にあるサンスター株式会社 高槻工場を訪ねました。「サンスター」という社名は、“太陽(サン)がのぼる朝と、星(スター)が輝く夜に歯を磨こう”という願いに由来しています。

「1932年の創業当初は、金属チューブに入れたゴムのりを製造する会社でした。“そのチューブに歯磨きを入れよう”という発想で、チューブ入り練り歯磨きが誕生したのです。現在でも自社でチューブ(容器)を作りながら練り歯磨きを作り、充填じゅうてんすることを大切にし続けています」と話すのは工場長の西村豊さん。

練り歯磨きは、粉の原料と液体の原料を混ぜて作られます。
「例えばホットケーキを作るとき、粉と液体を混ぜるときにダマになったりしますよね。歯磨きもそれと同じと想像してください。それを均一に素早く混ぜることが、長年の歴史の中で培ってきた技術です」と西村さんが続けます。

使って納得の使用感

製造の流れは、製造グループの竹内健太さんがこう話します。
「製造は歯磨きのチューブを作るところから始まります。作ったチューブはそのまま機械の外に出ることなく練り歯磨きを注入する工程へ移るので、異物の混入を防止する構造になっています」

「品質を確保するために、原材料からすべて検査をクリアしてから使用するのはもちろんのこと、製造過程で人の目と機械での検査を何度も行っています」と続けるのは、品質管理グループの石黒あかりさん。

「『常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する』ということを大切にしています。お口の健康は、全身の健康にもつながります。これが私たちがやるべき社会への貢献だと思って日々製造しています。
ソルテージならではのすっきり感、さっぱりとした使用感があります。お手に取っていただけたらうれしいです」と最後に西村さんが笑顔で言いました。

リニューアルして新しくなった「薬用ハミガキ ソルテージⅢ」、毎日の歯磨きにぜひ使ってみてください。

ソルテージⅢ ができるまで

1.筒状のチューブを作る

ロール状のラミネートチューブに印刷し、加熱溶着して筒状にします。 このチューブは品質保持目的のため、多層構造になっています。

チューブの印刷の様子

2.チューブにキャップをつける

筒の状態で流れてきたチューブにノズルを装着し、キャップを装着します。

チューブにキャップをつける図

3.練り歯磨きを充填する

お尻部分が開いたままの状態で充填機に流れてきたチューブに、原材料の検査をへて製造した練り歯磨きを充填します。練り歯磨きは、バーコードシステムで品質管理を徹底しています。

充填の様子

4.尻部を熱で溶着、検品

チューブの向きを機械が自動的に直しながら、尻部を熱で溶着し、同時に製造日を記載していきます。そして上から圧をかけて、歯磨きの漏れが発生しないかを検査。目視でも検査しています。ほかにX線検査、重量検査も行っています。

溶接・検品の様子

5.包装・検査・箱詰め

完成した商品は、品質管理部による微生物検査や、有効成分の検査、かたさやにおいなどの検査も行っています。個包装(紙箱)に入れて、フィルムパックして箱詰めし、出荷されます。

箱詰めした写真

サンスターさんに教わりました!!
知っているようで知らない!?
歯磨きの豆知識


何分くらい歯磨きをすればいいのですか?

時間よりも、歯の周りを舌でなめてつるつるになるまで磨くことが大切。「ながら磨き」がおすすめです。長く磨くことができない人は、ブラシが大きめの歯ブラシを使うとよいですよ。


歯ブラシはどれくらいで交換するのですか?

1カ月に1本を目安にします。ブラシが広がっていなくても、コシがなくなり清掃効果が落ちてしまいます。


ブラッシング圧はどれぐらいがいいですか?

毛先が広がらない程度の力(200g)を目安にします。1~2週間でブラシが広がる人は、ブラシの圧が強すぎるかもしれません。

【広報誌2024年6月号より】