2024年1月 1日
代表理事理事長
柴﨑 敏男
新年あけましておめでとうございます。
組合員の皆さまには、日ごろよりご利用、ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
さて、ロシアによるウクライナへの武力侵攻は2年目に入ろうとしています。そして、昨年10月にはイスラエル・ガザ戦争が起き、子どもたちを含め1万人を超える多くの方々が犠牲となっています。あらためて平和を希求する取り組みが大切となっています。
国内に目を向ければ、エネルギー価格の高騰や食料需給の逼迫等により商品やサービスの価格値上げが続いており、私たちのくらしや事業活動への影響が心配されます。
また、少子化・高齢化を背景に人口減少がすすむ一方で、貧富格差の広がりも心配されています。いばらきコープでは社会貢献積立金の活用や奨学金制度による支援の拡大、組合員の皆さまをはじめ地域や行政と連携しながら生活困窮者へ商品をお届けするなどの取り組みをすすめてまいりました。日頃からいばらきコープを支えてくださった組合員の皆さまを始め、関係者の皆さまのおかげと心より感謝申し上げます。
昨年4月には日立市駅前「ヒタチエ(地下1階)」に「コープ日立店」がオープンしました。地元の産直野菜や漁協で水揚げされた水産物を直接店に仕入れ、販売するイベント等も開催しております。昨年7月には「地域包括連携協定」を日立市・日立商工会議所・株式会社良品計画・いばらきコープの四者で締結しました。日立市駅前地区の活性化、地域資源の循環・環境対策や子育て・次世代育成支援など、幅広い連携をすすめています。引き続き、「おいしい」「うれしい」「たのしい」「こころあったまる」コープのお店を実現するために、地域の皆さまの声を大切にし、地域に愛されるお店を目指してまいります。
また昨年9月には藤代センターを移転し、取手市と稲敷市を加えたエリアを配達地域とする「龍ケ崎センター」を開設しました。龍ケ崎センターの年間供給高は約40億円、トラック車両は53台接車、組合員活動用の調理設備のある会議室と保育室・従業員の休憩場所と併用するステーション・自家消費型の太陽光発電・いばらきコープの宅配センターでは初となるCO2冷媒の冷凍冷蔵設備を備えています。これからも組合員の皆さまに信頼されるセンター運営をすすめてまいります。
昨年6月、11月には、いばらきコープとJA全農いばらきが共催する「届け!旬の味、いばらきの味!!どきどき収穫祭2023」を開催しました。この収穫祭は、生産者と消費者が互いに収穫を喜び合い、協力しながら地産地消をすすめていくことを確認し合う場です。「生産者と消費者を安心で結ぶ」全農と、「食卓を笑顔に、地域を豊かに」を目指す生協が手を取り合い、生産者と消費者が、食と農について理解を深める事を目的に、日頃ご利用いただいている皆さまへの感謝を込めて開催しました。
いばらきコープの理念「CO・OP ともにはぐくむ くらしと未来」は、一人ひとりが手を取り合って、一つひとつのくらしの願いを実現していくことを目指しています。この理念に込められた想いを大切に、たすけあいの組織として、地域に寄り添いながら事業と活動をすすめ、SDGs(持続可能な開発目標)が目指す、誰ひとり取り残さない、誰もが安心してくらし続けられる社会の実現・地域づくりに貢献してまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。