2021年4月 7日
4月3日~4日、福島第一原発事故の影響により一部で屋外活動が制限されていた福島県の子どもたちとそのご家族を茨城県に招待し、屋外で思いっきり遊んでもらう「第28回福島の子ども保養プロジェクトinいばらき」を鉾田市・石岡市を中心に「いこいの村涸沼」「朝日里山学校」で開催し、福島県内各地から8家族25名の方に参加していただきました。
1日目は、ポケットファームどきどきで県内の新鮮な素材を使った「森のレストラン」でランチを食べた後、いこいの村涸沼の広い敷地で存分に遊んでいただきました。3つのレジャー(バードウォッチング・釣り体験・グランドゴルフ)を自由に参加していただき、なかでも釣り体験では30㎝ほどの魚が釣れ、グランドゴルフでは親子で白熱した勝負が繰り広げられるなど、楽しく過ごしていただきました。
2日目は、朝日里山学校で「縄づくり」「いちご狩り」「ピザ作り」を体験していただきました。初めて縄づくりをするという方がほとんどで最初は苦戦されていましたが、講師の方が丁寧に教えてくださったおかげで続々と縄が完成し、縄跳びをして遊んでいました。その後いちご狩りの際には、皆さん幸せそうな笑顔を浮かべていて、ピザ作りは思い思いのトッピングをし、一枚ずつピザ窯で焼いたできたてのピザに皆さんとても喜んでいました。
参加者からは「親も初めての縄づくり体験、コツをつかむと楽しくて貴重な経験になりました」「グランドゴルフに子どもが夢中になっていました」「いばらキッス初めて食べましたが、完熟で美味でした」「アットホームな雰囲気でとても楽しく過ごすことができました」などの感想、そして「震災から10年ですが、ずっと変わらずに福島の私たちを想ってくださり、沢山の方が募金をしてくださり、感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます」とうれしいお言葉をいただきました。
今回の「福島の子ども保養プロジェクト」は、コロナ禍において感染対策を行ったうえでの開催となりましたが、参加された方全員が、茨城の豊かな自然にふれていただき"たくさんの思い出"を作っていただけるよう企画をすすめました。
「福島の子ども保養プロジェクト」は、組合員から寄せられた募金等を活用した取り組みです。今後も福島県の皆さまの気持ちに寄り添い、「忘れない、伝える、続ける、つなげる」を大切に継続していきます。
主催:いばらきコープ生活協同組合
共催:福島県生活協同組合連合会、福島県ユニセフ協会、茨城県生活協同組合連合会、
茨城県ユニセフ協会、協同組合ネットいばらき
後援:茨城県、茨城県教育委員会、鉾田市
協力:ポケットファームどきどき、いこいの村涸沼、、朝日里山学校、JA茨城県中央会
縄づくり体験
レジャー グランドゴルフ
レジャー 釣り体験
ピザ作り