2020年1月 1日
新年あけましておめでとうございます。
「食卓を笑顔に、地域を豊かに、誰からも頼られる生協へ。」のビジョンのもと、組合員のふだんのくらしに貢献するとともに、地域社会から信頼される生協づくりをすすめてまいりました。おかげさまで組合員数は37万人を超えました。商品の利用をはじめとする様々な事業や活動に多くの組合員の皆様にご参加いただいている結果です。あらためて心から感謝申し上げます。
昨年は自然災害の影響が大きい一年でした。台風第15号および第19号等の影響に伴う災害により被害を受けられた皆様に対しまして、衷心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。いばらきコープでは、行政機関や諸団体、協同組合と連携して支援物資の提供やボランティア活動の実施などに取り組むとともに、組合員の皆様に緊急支援募金へのご協力の呼びかけを行いました。被災地域の一日も早い復旧と被災された方々が一日も早く平常の生活に戻られることを願い、引き続き支援活動に取り組んでまいります。そして、これからの自然災害に備えた事業の仕組みづくりをすすめるとともに、災害への備えについて、考え、行動することを広げていきたいと思います。
事業においては、コープ水戸店の大幅改装に伴うリニューアルオープンを行いました。あらたに導入した、地場野菜・魚惣菜・お魚屋さんの寿司・直営ベーカリーが支持され、組合員から「生協らしくない素敵なお店」と、うれしいような悲しいようなお褒めの言葉をいただきました。引き続き、組合員の声を聴きながら、支持されるお店づくりをすすめていきます。
また、宅配事業では「ハピ・デリ!」の改善やスマホを活用しての音声による注文など、より利用しやすいようにすすめてまいりました。これからも簡単に安心して利用できる仕組みづくりを努力してまいります。
福祉事業では、一昨年からスタートしたサービス付き高齢者向け住宅「コープ菜の花の家 水戸」は、常に入居率90%を超える状況となり、満室の時が多く、入居待ちいただいている方も多数いらっしゃいます。引き続き入居者様が、「ここに住んで良かった」と実感できる「住まいづくり」をすすめていきます。
さて、今年は、CO・OP商品が誕生して60周年を迎えます。CO・OP商品は、作る立場・売る立場でなく、消費する立場からつくられた商品として、食品の安全や環境問題をはじめ、時々のくらしや願い、社会課題に応えて開発されました。これからも皆様のくらしをよりよいものにする商品であるために、知り、語り、利用する機会を広げていきたいと思います。
また、組合員の皆様からご協力いただいているリサイクル品の売却益の一部などをその財源に充てて県内で環境活動を行う団体・個人に助成を行っている、いばらきコープ環境基金が今年で20周年を迎えます。20周年記念プロジェクトとして、愛称とロゴマークを
皆様から募集し決定しました。【いばらきエコファン】は「いばらきコープ環境基金」の新しい愛称です。環境(エコ)+基金(ファンド)、そしてもっと環境活動のファンを増やしたい。そんな想いを込めて名付けました。今後このロゴマークは、いばらきコープ環境基金のシンボルマークとして環境活動を応援していきます。また、環境活動と合わせたリサイクル活動の取り組みを行政、農協や漁協などの協同組合、地域の皆様と連携し取り組みをすすめていきます。
これからも組合員の立場に立って、地域での困りごとに寄り添いながら事業と活動をすすめ、誰もが安心してくらせる地域づくりに貢献してまいります。「いばらきコープがあって良かった」と言っていただけるように組合員の皆様といっしょに取り組んでまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
代表理事理事長
鶴長 義二