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哺育舎育成舎牛の成長に合わせて牛舎も大きくなっていきます。8カ月までを過ごす育成舎でも引き続き餌の食い負け(他の牛に負けて餌が食べられない)の牛がいないか、足のけがは致命傷になりかねないので、足をけがしている牛はいないかを確認しています。2~3カ月目までを過ごす哺育舎もだいたい40頭ずつ。哺乳舎以外の牛舎は1日に3~4回牛の様子を見て回っています。風邪が悪化すると肺炎になるので、未然に防ぐために呼吸が少し早い牛がいたら治療します。体の小さい牛は、他の牛に負けてしまって餌を食べるのをあきらめてしまうので、そういう牛がいたら別の牛舎に移して餌を食べられるようにしています。生後3カ月で去勢します。背中のマーカーは去勢が済んだ牛という印です。肥育舎18カ月の出荷までを過ごす肥育舎。朝夕に与えるオリジナルの餌は、コーン・牧草・麦・こめ油をブレンドしたものです。成長過程に合わせて餌も牧草も各3種類、変化していきます。牛舎の下に敷いた使用済バーク(木の皮)に重機で空気を送り込んで乾かし、1年ほど寝かせて畑の堆肥にしています8ページで、レシピをご紹介今回ご紹介した商品はこちら!牛切落し宅配:毎週取り扱っています店舗:一部店舗を除いて取り扱っています宅配は冷凍分包タイプ、店舗では冷蔵トレーラップタイプの商品を取り扱っています。北海道産以外に、千葉県、埼玉県産の商品をお届けする場合があります。農事組合法人笹川北斗農場代表矢萩和幸さん矢萩さんはこの仕事に就いて32年。38年前、矢萩さんのお父さんを含めた農家5軒で、農業ができない冬にもできる仕事をしようと畜産業を始めました。んなに心配ないよ」と笑顔で続けます。楽しく仕事をする矢萩さんは“楽しく仕事をすること〟を大事にしているといいます。「私一人では当然3000頭を育てられるはずがありません。だから牛を育てる前に、安心して牛を任せられる人を育てる方が大事。自分の完璧を求めず、ある程度任せて、でも私が思っていることはきちんと伝わっていることを目指しています。自分が家族経営の中で育ったので、家族じゃなくてもそんな風に雑談しながら仕事をする。宮崎県、千葉県、東京都から来てくれたスタッフもいます。朝は5時半から仕事です。冬なん0度くらいになるからね、そてマイナス2こは慣れていないと大変かな。ここで働いて良かったと思って仕事をしてもらえたらいいよね」と人を大事にすることへの思いを聞かせてくれました。そして、育てている牛の品質をこう語ります。5年前に「肉の味は脂で決まります。1こめ油を入れた鹿追だけの餌を作ってもらい、それから脂の質がとても良くなりました。毎日肉を切っているお店の人に『切るときに脂の手触りが変わった』と言われ、食べた方からも『脂身が甘くおいしくなった』と言われるようになりました。うれしかったですね」矢萩さんは食べ方について「脂に甘みがあるから野菜炒めなどがおすすめですよ!」とのこと。シーンに合わせて、産直牛をご活用ください。03